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連絡帳でハイタッチ ~一人一人と一日一回は向き合うための連絡帳指導~ [学級経営]

子どもたちと一日一回必ず話す。

そのためのツールとして連絡帳を使っています。
給食を食べ終わった子から教室の側面にある連絡黒板に書いてある明日の連絡を写し、ぼくの所に持ってきます。

ていねいに書いてある子には日付の回転印と一緒に「その調子!」の判子を押し、「ビューティフル!」と大袈裟に誉めてハイタッチ。

まだまだ恥ずかしがる子もいますが、めげずにぼくは頑張っています。

中にはわざとそっぽ向く子もいるけど、こっちからは「したいビーム」を送り続けます。
逃げる子も顔は笑顔。
すこしずつハイタッチしてくれる子も増えてきています。

雑だった子には回転印だけ。で、「超ふつー!」とか「ざんねーん!」などと評価しています。

字がうまいかどうかではなく、ていねいに書けたかどうかで評価するのがいい感じ。
ていねいに書いたかどうかは見ればわかりますよね。

はんこ一個だったときに残念そうだった子は覚えておいて次の日はちょっと甘めにしてあげます。
そうやって自信をつけてあげるとよっぽどやりたくて仕方ないことがある子以外はだんだんきれいに書くようになるから不思議です。

ぼくのクラスの子の連絡帳は(一部を除き(笑))みんなとってもきれいです。

評価を通したコミュニケーションを毎日続けています。
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個別懇談で子どもたちの人間関係上の問題を発見する。~目指すのは「みんな仲良し」ではなく「みんなが心地よく過ごせる関係」~ #教育 #いじめ [学級経営]

1.個別懇談で問題発見
毎学期末、子どもたちに学校生活のアンケートを取ったあと、子どもたちに自習してもらいながら個別懇談を行っている。

毎回、何組かトラブルを発見することができる。

これは友達関係のもつれをほぐしておく絶好のチャンスだ。内容を確認し、お互いの話をすり合わせてみると、すごく深刻に考えている子の悩みの元になった子が全然感じていないということが結構多い。

相手の子と直接話ができる場合にはその場に呼んで双方から話を聞く。
「傷つけていた」と打ち明けられる側の子は思いを語っている子の話に割って入ろうとすることが多い。しかし、そこは言いたいことを全部言い終わるまで聞くように諭す。相手の気持ちを聞くより、自分の言分を押し付けてしまう関係が強く言えない子のストレスになっていることが多い。

言い合える場を設け、お互いに言いたいことを全部言い合うと意外なほどすっきり解決できることが多い。

両方の思いをきちんと聞き出しズレを明らかにすると、「大したことじゃない」と思っていたことが受ける側にとっては大変なストレスになっていることが分かってくる。「よかれ」と思っていたことが逆に迷惑だったってこともある。伝えられなかった最初の遠慮が大きなズレになって来たのだと分かる。

長期休業中、しばらく子どもたちは教室を離れて暮らす。

わだかまりを抱えたまま終わらず、希望をもって新しい学期を迎えるために、今学期の垢は今学期の内にすっきりさせておきたいものだ。

2.目指すのは「みんなが心地よく過ごせる関係」
しかし、問題は自信がなくて伝えられない子や自分が悪いと思い込んでしまっている子だ。

まず「あなたはいじめられなければならないような人ではない」と伝える。いじめられていい人なんてこの世に存在しない。

どうしても付き合うのがつらければ、無理して付き合う必要はない。他にも友達はたくさんいるし、気持ちよく過ごせる相手も必ずいるはず。それなのに狭い人間関係のつまづきにはまり込んでしまって、どこまでも落ち込んでいる。ひとつの点から目を逸らすことができなくなっている子が視野を広げられるように助言する。

日本の教師が大好きな「みんな仲良し」だが、それは「一人一人と親密な人間関係を作らなければならない」という意味でなく、「お互いに気持ちよく過ごせる思いやりある関係を作っていこう」という意味にしていかなければならない。

特に高学年の女子では狭く深い人間関係に悩む子が多い。

広く浅くでもいいし、一人が好きでもいい。
子どもたちに変な強迫観念を植え付けないようにしなければならない。無理してどうしても全員と親密になる必要はないし、相手の状態によっては「今は付き合わない方がいい」ってこともある。お互いに気持ちのいい距離感を作れれば、それが一番なのではないだろうか。
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「ほめほめタイム」~日直がクラス全員からほめられる時間・子ども同士が認め合い温かな人間関係を強められるように~ [学級経営]

今月から始めた「ほめほめタイム」。
その日の日直が帰りの会でクラス全員からほめられる。
「日本人はほめるのもほめられるのも下手すぎる。みんなでお互いのよさを見つけあって気持ちのいいクラスにしよう!」
って始めたけど結構いい。

帰りの会に「ハーモニータイム」っていうのをしていて、その日、がんばっていた友達を発表する時間なんだけど、それが終わったあとぼくが割って入る。
「では!ほめほめっタァーイム!」
「みなさん手をあげてください」
「ほめることが決まった人は手を下してください」
「では行きますよ!〇〇さん」
と始めて、あとは子どもたちが順番に全員が話す。

最初は「日直の仕事をきちんとしてた」みたいなありきたりのものが多かったけど、近頃は普段の生活のなかで感じている感謝の気持ちを伝えたり、その日の働きぶりをよく見ていて具体的にほめるようなものが増えてきた。

今日の日直はたびたびトラブルの中心になってたやんちゃ坊主だった。
クラス全員に色々な角度からほめられて、照れ隠しにポーカーフェイスを決めようとしていた。

だけど、きちんとほめてくれる友達の方を向き、目を見て話を聞いていた。
そして「最近優しくなった」と言われたとき、ふっとゆるんでいた。
この瞬間があっただけでも続けてきた甲斐があると思った。

「ほめほめタイム」を始めたころはすぐにお座なりになって、空しくなるんじゃないかと危惧していた。
しかし、とんでもない。一度ほめられた子どもたちは、相手のこともきちんとほめようと思うみたい。
そして、毎回、最後はぼくからも全力のホメが入る。

でも、子どもたちのホメを上回るのがだんだん苦しくなってきた。
それってすごいことなんじゃないか!と思う今日この頃である。
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