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情報モラル授業「ぼくはゲームがしたかった」 ~アンケートで実態を捉え、子どもたちに必要な内容を的確に考えさせるための道徳資料~ #道徳 #情報モラル #kyouiku [道徳]

今年度最後の授業参観と懇談会で扱おうと思っていたのは情報モラル。

子どもたちに情報機器利用の実態と情報モラルについてアンケートを取っ手実態を把握したあと、授業参観では自作の資料を提示してインターネットの利用と個人情報の扱いについて話し合うつもりだった。

残念ながら授業参観前日からうちのクラスはインフルエンザによる学級閉鎖になってしまったのでポシャってしまったが、懇談会は学年にしてもらって、隣のクラスの子どもたちのアンケート結果をもとに自作資料を提示しながら「子どもたちとインターネット」について考える時間をもつことができた。

アンケート結果から一番気になったのは、「家ではインターネットを自由に使える」と答えると同時に「家ではインターネット利用のルールがない」と答えた子どもたちがたくさんいたこと。保護者が言っているつもりでもそれが子どもたちの心に根付いていないとルールは存在しないのと同じだ。

そのためには子どもたち向けの授業を保護者にも見てもらって、その後、家庭で話し合ってもらうのが一番である。

高学年になるとそろそろ携帯をもち始めたり、PCを使って自分の好きなサイトを見つけて、サービスを利用したりする子が増えてくる。子どもたちが被害を受ける前に便利さと裏腹の危険性についても考えさせておく必要がある。

情報モラルのアンケートは15項目全てが問題ある行動についてその良し悪しを記入してもらう。本来「悪い」に付けなければならない内容についてどの程度理解しているかをはかる。これは1度やると完全にネタバレになるので1回しかできない。

ではいつやるか。ぼくは5年生の3学期がいいと思っている。

自作した資料は個人情報公開から生じる様々な問題点について多角的に考えることができるように工夫した。市販の教材は一つ一つの事項に特化したものが多く、全部について取り扱うとひたすら時間がかかってしまう。包括的な内容を扱える教材を一本やれば済むようにしないと時間がもったいない。

ぜひ、使ってみて結果を教えて欲しい。

ぼくはゲームがしたかった.ppt

情報モラルアンケート(改3).xls

架空の請求書.doc

パワーポイントの中にはワンクリック詐欺の個人情報特定サイトへのリンクも貼ってある。
子どもたちはそのサイトを見て、解説を聞いてかなり驚いていた。
お勧めです。

ワンクリック詐欺(サンプル)
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子どもの意見の受け止め方。~〈大人の道徳〉に押し込めるのではなく、〈子どもたちの道徳〉を引き出す~ #道徳 #教育 [道徳]

道徳の授業中、わざわざ穿った見方をした発言を繰り返してきた子が急に常識的な見方に変わってきた。

きっと、自分の闇をさらけ出して、仲間に「そうじゃない」って否定してほしかったんだと思う。登場人物の心情と重なりながら、その子は自分の闇を否定してほしかったのだと思う。

「お前はそんな人間じゃない」と…。

2年近く。
50回以上の授業を経て、彼はようやくそのリハビリを終えた。
ここからはきっと身に付けていた鎧を外して、本当の自分を語るようになってくれると信じている。そうなったのは紛れもなく仲間たちの受け入れる力のおかげだ。

表面的に冷酷を装う彼の内面の光の部分を信じ、微笑と共に受け止め続けたクラスの仲間たち。

その温かさが彼に安心感を与えた。

距離を保つように威嚇する必要がない。心を開放できる場所になった教室。
この間、彼が教室に落ちていた箸を拾う姿を見て、みんなが驚いた。変化を感じた。

教師は子どもたちの発言が〈大人にとって〉望ましいものになるように指導してはいけない。

子どもたちが美しいもの、大切にしたいものに出会う機会を与え、〈子どもたちにとって〉望ましいものを形作る手助けをする。子どもたちを〈大人の道徳〉に押し込めるのではなく、〈子どもたちの道徳〉を引き出すのだ。
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「横山先生に学ぶ富山道徳勉強会」前夜祭~誇りをもつということは恥を知ること~ #道徳 #教育 [道徳]

昨日、午後7時より富山駅前の料亭にて横山先生の歓迎会を行いました。
こっそりメモした横山先生のお話をここに記しておきます。
参加されたみなさま。ぼくの記憶違いがありましたら、修正をお願いします。

2012-05-25 20.32.11.jpg
・相手の聞きたいことを言うんじゃなく、言いたいことを言えばいいんだよ。そしたら、人は聞いてくれる。
・教師を上に見るどころか。ともすれば下に見てくる親までいる。こんなんで教育なんてできるか! (笑)
・誇りをもつということは、恥を知ること。誇りがあるから、それに恥じるような行いはできないと感じる。
・何を楽しむかでその人の価値が決まる。
・今は楽しいが楽と同義だと勘違いされている。
・自尊心のことを大和言葉ではうぬぼれと言った。
・君子に三つの楽しみあり。涙なしに本当の楽しみはない。
(ちなみに3つの楽しみとは1.親兄弟の健康、2.仰いで天に恥じず、ふして人に恥じぬこと、3.天下の英才を得て教育することだそうです。)

2次会会場
2次会の会場でもたくさんのことを教えていただきました。が、残念ながら言語情報としてはほとんど記憶に残っていません。
でも、今夜も元気を頂いたのは間違いないです。
ちゃんとメモしておかないとだめですね~!

勉強会の様子はこちら!
http://www.kinki-doutoku.com/toyama/category/katudo/
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