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ロボットプログラミング講習会の指導方針~「分からない・できない」に耐える力を~見映えの教育とは対極の世界 [Mindstorms]

NATのロボット講習会ではあまり教えません。
テキストやコースを用意して環境は整えますが、全員に前を向かせて「はい。次はこのブロックを繋ぎますよ」とはやりません。
自分でやってみて失敗を繰り返しながら、「自分なりの何か」をつかんで欲しいと思っています。

最近は少し様子が変わってきました。

ロボット講習会を始めた2004年ごろは、失敗や間違いを笑い合いながらできてもできなくても楽しむ子が多かったのですが、数年前から怒ってやめていく人が増えました。
はっきりと言われたことはないのですが、「教えてくれない」ということだと思います。
プログラムはやってみなけりゃ分かりません。

失敗する前に丁寧に教えて、上手にできたとしても、子供は「指示通りにできた」だけであって、自分で何かをできたわけではありません。
「自分でイメージをもって、それを実現できる手順を組み立てる」ためには試行錯誤に耐える力を付けなければなりません。
まずは失敗することが大切なのです。

「ぼくは失敗せずにうまくやることができる」
そんなプライドは子供たちになんの意味もありません。
「失敗しても続けていればいつかうまくやることができる」
そういう強さと信念を子供たちの中に育てたいのです。

「できる」という完成ではなく、「いつかできる」という未完の希望を育てたい。

画面の中のプログラミングに比べ、現実の世界で稼働するロボットのプログラミングは、物理的な要因も加わりさらに思い通りに動かすことが難しくなります。
1年やそこらで、自由にできるなんてとんでもない。

1年目はずっと靄の中。
「何が分からないかも分からない」のが普通です。

とにかくあがいて、「できることとできないこと」、「分かってることと分からないこと」を繰り返し自分で確かめて、それでようやく本当の意味で分かり始めます。

ぼくらは手取り足取り教えません。
それは子供たちが「自分で分かる」機会を奪わないためです。
それは目に見える結果として「できる」ことだけ、見映えだけを目指す教育とは対極の世界です。
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