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自分たちは悪くない。してもらって当たり前~リアルタイム共有システムの運用を通して感じたこと~ [ICT]

 富山県ではリアルタイム共有システムというメール配信システムを使って、子どもたちの安全を守るための情報を共有している。一方通行のシステムで学校が参加を呼びかけ、希望する保護者のメールアドレスを登録し、不審者情報や災害時の対応などの情報を配信している。

 携帯にたくさんの迷惑メールが入るようになり、携帯電話会社がなりすましメールを遮断するようになってから「登録したのにメールが来ない」という相談が寄せられることが多くなった。迷惑メール防止フィルタに引っかかるようになったのだ。

 「アドレス指定受信を設定してもダメな場合は販売店で相談してください」とお願いしているのだが、最近素直に聞いてくれない保護者が多くて困っている。何度お願いしても、「主人に見てもらったのですが」とか「詳しい知人に見てもらったのですが」などと言う。携帯電話会社ごとにやり方が違い、途中でセキュリティーを更新することもあるのでどうしても僕らには対応しきれない。だからショップへというのだが、なかなか行ってくれない。どうしてなのか理解できなかったのだが、要するに面倒なのではないかと思う。

 自分はできるだけ動かないでいて「周りの人に教えてもらおう」という意識が強く「してもらって当たり前」と思っている節がある。この傾向はどんどん強くなっている。

 最近気づいたのは、特にひどいのはぼくらの世代ではないかということだ。40歳前後の団塊ジュニア世代。

 ぼくらが親になってきた時代と、学校がしんどくなってきた時代が重なる。

 もしかしたら、自分たちが世の中を悪くしているんじゃないか。とすら思う。相手の思いも考えないで、自分の言分だけを主張していることはないだろうか?

 世代として多数派のぼくたちがそういう内省をしなければいけないと思う。
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橋本@埼玉(dhfutures)

そして,僕らがどういう教育を受けてきたのかについても内省しなければならないと思う。
(責任転嫁ではなく,原因の追及と改善のために。)
by 橋本@埼玉(dhfutures) (2011-09-22 05:37) 

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