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WROJapan決勝大会3位入賞を果たして~これからも大切にしていきたいこと~ #wroj [Mindstorms]

 9月18日(日)に開催されたWROJapan決勝大会で、ぼくたちNAT(NPO法人ネットワークアシストたかおか)の開催する講習会から富山県代表に選出された402高岡iiiが見事3位に入賞し、国際大会に出場する権利を得た。

 プレゼンシートを使ったプレゼンの質疑応答でも「いろんな学校から集まって、練習はどうしていますか?」って聞かれていたが、高岡チームは高岡市外も含めた色々な学校の混成チームである。高岡周辺の小学生なら誰でも受講できる講習会を開催し、予選会で成績優秀だった子どもたちでチームを作る。これは全国的に見ても少数派だし、部活でやってるような学校に比べると大きなハンデであると思う。 

 保護者とサポーターの連絡はメーリングリストを使って行なっている。サポーター全員が参加し、練習の様子から得た教訓、アドバイスや次回の課題などを共有しながら進める。みんな同じ学校なら放課後に集まることもできるだろうがそれは無理。

 練習はNAT事務所で週1回2時間。2時間でやめるのは本番の感覚をつかむため。一人一人が組み立てから調整までを2時間でやる。お互いにプログラムやハードづくりのノウハウを共有しながら練習する。1人でもできる3人が役割分担をして本番に臨むことで、集団としての力がより高まる。

 今回、試走が1回終わるごとに3人が頭を寄せ合って相談している姿が見られた。保護者もサポーターもそのことが一番うれしかった。今回、勝因があるとすれば間違いなくチームワークだと言いたい。

 競技内容でギリギリだったので、プレゼンの練習は申し訳ないことにほとんどできなかった。でも、ぶっつけ本番に果敢に挑み、発表の流れの中で分担を生かして取り組んでいたのもうれしかった。
子どもたちは週1回の練習日を目指して、組み立て図を改良したり、プレゼンシートを手直ししたり、プログラムを整理したり、それぞれが自分の準備をコツコツ進めてきた。そういった積み重ねを通じて子どもたちの信頼関係も高まって行ったように思う。
 アイコンタクトで出番を伝え合うほどに。(笑)

 ぼくたちはこの講習会から初めてWROJapan決勝に参加した6年前からずっと「もう少しで国際大会」という位置に苦しんできた。これまでの積み重ねがようやく実った。

 その間、サポーターにもノウハウが蓄積している。
 WROJapan決勝の練習会に去年参加の男子が来た。
「え?俺たちのころ、5年ではこんなこと教わってないよ」
って驚いていた。
 サポーターがきちんとわかっていないことは子どもたちにも教えられない。
 ぼくたちの責任も重大だ。

 でも、子どもたち自身が自分でいろいろ試してみることをこれからも大事にしていきたいと思っている。NAT(NPO法人ネットワークアシストたかおか)の講習会では「自分が思い描いた機能を実現すること」を最終目標としている。それを通して、ハードウェアやプログラミングに対する考えを深め、何より達成感を感じてほしい。

 プログラミングは小学校の子どもたちにはやはり難しい。しかし、その苦労を乗り越えたときには、大きな自信となって返ってくる。そのための大きな目標としてこれからも子どもたちと一緒にに挑戦し続けていきたいと思う。(了)
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