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割れると思わなかったガラス ~失敗をやる気に変える言葉がけ~ [生徒指導]

昼休み、地元の写真館のご主人さんと卒業アルバムの打ち合わせをしていて、ついつい長引き、掃除も終わりごろになった。
トイレに行こうと席を立ち、職員室を出ようとすると、出入り口でうなだれている4人の男子。
「掃除が早めの終わったから」と、学年の多目的ルームで遊んでいてガラスを割ったという。

問題点は2つだ。
・「掃除に終わりはない」といつも話している。時間いっぱいまできれいにすることを言い聞かせているのに、その時間に遊んでいたこと。
・窓ガラスの前に缶スプレーを置き、的にしてお手玉をぶつけたこと。

「お手玉ならガラスに当たっても割れない」と思ったのだろうが、せめてガラスの前ではまずいという想像力が欲しい。だいたい、掃除の時間にみんなで遊ぶとは何事か!」
とお説教していると、校長先生が戻ってこられた。

そしておだやかに一言。
「いろいろ問題はあるよね。
始業式で『6年生にはお手本になってほしい』と言いましたよね。
下級生が6年生みたいになりたいって思えるような素敵なことしてよ」

本校は、校長も教頭も頭ごなしに叱らない。
ゆったり構えて、どう話せば子どもたちの心に響き、プラスに変えられるかを考えて話す。
失敗を教訓に変え、見通しをもたせてやる気を引き出す。
ぼくも少しは見習いたいものだ。

その後、子どもたちは多目的ルームの整理整頓を行なうことに決め、下校時刻を過ぎるころまで精一杯働き、清々しい笑顔であいさつをして帰って行った。
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