ちょボラ日記

子どもたちの温かいかかわりを増やしたいと福祉委員会が「ちょボラ日記」を企画した。

T　　ボランティア活動を増やす方法ないかな？
C1　わからん。
C2　ボランティアってどんなことすればいいが？
C3　みんなのために働くことなんじゃない？
C1　どんなことすればいいがいろ？
C2　わからんねぇ。
C3　それもみんなで考えてみんけ！
T　　いいねぇ。それ採用。

という訳で、どんなことがボランティアになるのか。
自分の身の回りの人たちはどんなことをしてあげたらうれしいのか。
それをみんなで考えようというところからスタートした。

「こんなことをやりましょう！」
と呼びかけるのは簡単だが、
どんなことがみんなのためになるのか。
みんなのためにどんなことができるのか。
それを考えることに意味があると思った。
やっぱり子どもの発想にはかなわない。

１週間、子どもたち一人一人が自分の取り組んだボランティア活動を記録していく。
全校で取り組み、福祉委員会のメンバーで手分けして各学級にカードを集めに行った。
一日ひとつだけ書いてあるクラス。いくつも詰め込んで書いてあるクラス。様々だった。

消しゴムを拾ってあげました。
掲示板の画鋲を押し直してあげました。
花壇の雑草を抜きました。
泣いている下級生に声を掛けてあげました。
などなど、全てのちょボラを合計すると、全校で１０２９のちょボラが集まった。

子どもたちのちょボラを紹介し、広めていきたい。
みんなのためにちょっと行動すれば、みんながちょっと笑顔になる。
進んで社会に働きかける子どもへの第一歩になってくれればうれしい。