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東北地方太平洋沖地震で考えたこと~twitterの有効性と情報の真偽を確かめる力の重要性~ [ICT]

学校で卒業式の練習のため、廊下を移動しているときに地震があり、ぼくは職員室で一息ついているところでした。
初期微動のあと、S波が来るまで相当に時間がかかった(多分1分ぐらい)のと、S波がかなり強く長時間だったので、かなり規模の大きい地震である と直感しました。地震は縦波の初期微動の方が伝わるのが速く、その後に横波のS波が遅れて伝わります。確か1分で500kmほどだったはずです。

職員室にあったテレビを付けましたが、詳細が分かるのが一番早かったのは携帯で見たtwitterのTLでした。
その後も、原発の状況などはNHKのアカウントからでる更新情報が一番信頼性が高く、速報性も高かったです。
こんなとき、音声通話はすぐパンクして使い物になりませんでしたね。
音声がダメでもインターネットは無事でした。
少量のパケットで使えるtwitterの強さを感じた3日間でした。

土曜日は大阪での自主研修を予定していましたが、他の事情もあり、急きょ取りやめて家に居ました。
テレビで被災状況ばかり流れるので、子どもたちも不安定になり嫌な喧嘩をするようになったので、撮りためていたアニメを見せ、絵本を読み聞かせた りして過ごしました。

今は、明日学校でどんな話をするか考えています。
twitterで知り合った藤川大祐先生のエントリーです。
http://dfujikawa.cocolog-nifty.com/jugyo/2011/03/post-2856.html
ここに書かれている2つのサイトもぜひ紹介したいと思っています。

学校のアカウントを取ることの必要性を訴えている先生もいます。
こちらもtwitterで知り合ったphotonedphotoneさんです。
http://blog.livedoor.jp/photonedphoton/

日本人の助け合い精神の素晴らしさや落ち着いた対応が賞賛されている中、デマや募金詐欺も流行っているようです。デマは悪意あるものばかりではなく、善意で有用な情報だと思って広まっていくこともあります。
募金詐欺は全く信じられないことです。間違いであってほしいと思っています。

いずれにしても、正しい情報を確かめて踊らされないようにすることの大切さについても話したいと思っています。
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教員向けICT講習会 [ICT]

冬休みの終わりに勤務校の先生方にフォトレタッチソフトを使ったデザインの講習会を行なった。
勤務校のHP「今日の写真」より。
http://www.city-takaoka.jp/bakurou/22/photo/photo2.html

先生方に講習会をする場合も一般の方に講習するときと同様、使い方を中心に教え、実際に使ってもらうようにしている。
「ソフトを使った教え方」を講習するのではなく、「便利な使い方」や「使うことによるメリット」を感じてもらうことを優先する。

それはなぜか。
自分自身が「使った方がいい」と思ったものでないと、教師は絶対子どもたちにも使わせようと考えない。
だから、先生方に「楽しさ」を感じてもらうことを優先する。

その中で、子どもたちに教えるときのポイントをいくつか押さえておく。

一番大事なのは「Undo(アンドゥ)」を最初に教えること。
子どもたちは、「ついうっかり台無し」という失敗をとても恐れる。
でも、PCで作業する場合、ほとんどのミスはボタン一つで復活できる。
ただ、大抵の場合、アンドゥできる回数は決まっている。

「先生、めちゃくちゃになりました」
と相談に来た場合、大抵の子は訳がわからなくなって、めちゃくちゃにクリックしてしまう。
パニックになる前に、元に戻す方法をきっちり教えておく。
それだけで随分、子どもたちは安心して取り組むことができるようになるのである。

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パワーポイントでゲームを作ろう [ICT]

クラブ活動でパソコンクラブを担当しているが、毎年、お絵かき>パワーポイントでアニメーションづくり>パワーポイントでゲーム作りというように進めている。

Microsoftのパワーポイントはアニメーションの種類が豊富で、設定の自由度も高く、静止画を動かすだけでもかなり楽しめる。子どもたちにその表現力の高さを使って遊んでもらおうという趣向だ。

自由に動かせるようになったら、いよいよゲーム作りだ。
通常パワーポイントのスライドはマウスの左クリックで次のページに移動する紙芝居のように使うものだが、クリックによる画面切り替えを停止すれば、マウスカーソルを自由に移動させることができるようになる。
click.jpg

さらにボタンになるものを配置し、クリックで別のスライドに飛ぶようにハイパーリンクを設定することができる。
hyper.jpg

ハイパーリンクの設定>このドキュメント内を選べば、スライドを指定できる。スライドの番号をクリックすると、右側にそのイメージがプレビューされるのが便利だ。
docnai.jpg

単純なものならこんな感じで順番に作って行けばよい。
遊びならこれで十分だ。
しかし、リンクが深くなればなるほど、そのスライド数が膨大に増え、管理が難しくなる。今回サンプルで作ったものは3回勝負のじゃんけんゲームだが、それでもスライド数は50枚近くになる。これはパワーポイントが変数を扱えないからだ。1回目の勝負を記憶させておくことができないので、全ての組み合わせを別のスライドで作らなければならない。このプレゼンも娘たちに何度がチェックしてもらったが、5分ほどで次々とリンクミスが見つかった。もしかしたら、まだまだ残っているかもしれない。バクやミスを取り除くだけでも大変だ。

今回作ったじゃんけんゲーム。
jankengame.ppt

子どもたちはゲーム作りがしたいという希望をもった子が多い。しかし、こういった単純作業を果てしなく繰り返して作られているのがゲーム作りの現場だ。(まぁ、いまどきここまで手作業でもないのだけれど・・・。)
「自分たちの楽しんでいるゲームがどんな風にして作られているのか」を知ってほしい。そして、もうひとつのぼくの目的は、「ゲームを作りたいなら、自分たちの身の回りにあるPCで今すぐにても始めることができる」と気づいてもらうことなのである。

ゲーム会社に入らなければ、ゲームを作れないわけではない。
自分で学ぶ気持ちをもつこと、ちょっとした工夫を積み上げること。
それが自分の夢に近づく第一歩なのではないだろうか。
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