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冬休みの補習 ~根性ではなく、集中力で覚える!リズム漢字~ #学力向上 #漢字 #国語 【追記しました!】 [学力]

冬休みである。

ぼくら公務員の年休の締めは12月。

教師は休めない。
「明日、もし急に体調が悪くなったら、子どもたちが路頭に迷う」
いつもそういう強迫観念がぼくらを責める。
(いやいや、実際はいなくても子どもたちはなんとか一日を過ごすのだが)

とにかく毎日、子どもたちの成長を見ていないと損をした気分になる。
それが教師の『性』というものなのだろう。

そういう訳で、ぼくらの年休は課業中は大抵丸々残り、林立する研修の合間がわずかに見える夏休みか、もしくは年末ギリギリの駆け込み消化でどうにか消えていくことになる。

といっても、「休まない」のがぼくの教師魂。
普段の授業でなかなか手の届かない子どもたちに「学ぶ」ということ、「学べる」ということを実感させたいと願い、傍迷惑も顧みず、雪の降る中、暖房の止まった教室に子どもたちを呼び出し、あるいは有志を呼び集め、年休返上でボランティア活動をしてしまうのだ。

もちろん強制はなし。
「来た方がいいよ」と呼びかけ、保護者面談でも「やりますよ」とは言うけど、強制的に参加させることはしない。長期休業にまで『やらされる勉強』を強要されては子どもたちもかわいそうである。

それでも、子どもたちはまじめに集まってくる。
「家にいるより集中できるから」とか「わからないときすぐ聞けるから」という理由のようだが、結局、自主的に集まってくる子たちはただ黙々と自習し、自分で丸付けをし、ほとんどぼくに聞くこともなく帰っていく。

問題は漢字が苦手な子どもたちなのだった。(続く)====2013年1月3日追記====
(続く)って書いといて、すっかり正月気分で放置してしまいました。

子どもたちが漢字を苦手なのはなぜか?
苦手な子をずっと観察していたところ、書くのがものすごく遅いことに気がついた。そして、ペースが一定なのである。ぼくたちが漢字を書くときは、大抵その速さに緩急がつく、それは漢字を慣れ親しんだパーツごとに分解して書いているからである。

つまり、漢字が苦手な子はパーツに分解して覚えることができない子なのではないか?
パーツごとの名前を教えたり、一緒に楽しい名前を付けたりして覚えなおしていくとだんだんリズミカルに書けるようになってくる。

漢字はリズム漢字の言葉を3回書いて覚える。3回以上書いてはいけない。書いたらテスト。
覚えるためには部首などのパーツに分けて考え、その名称を頭の中で繰り返し言いながら丁寧に書くようにする。止めハネ払いも言いながら書く。7文字ずつ、4つほどの単語でテストしながら進めていくと、だんだん覚えられるようになってきた。

リズム漢字は書籍なので、ここにはUPできない。ぜひ探して購入してほしい。
リズム漢字全学年用

使い方とその効果は以前、記事にした。
リズム漢字テスト ~一日4問で簡単。「学習を楽しめる」「自信がつく」ためにはまず『できるようになる』ことから~ #教育 #学力向上

明日からまた子どもたちが補習にやってくる。
自分たちでできるように方法を教えたので、続けていれば相当力がついているはずだ。

明日は2013年で「がんばった子どもたちの努力をほめることができる最初の日」になると信じている。
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