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叱るということ ~当事者だけでなく、学級全体、そして将来のためにルールを明確化する~ #教育 #kyouiku #学級づくり [学級経営]

「ほめるときは全体に、叱るときは個別に」っていう配慮があります。

一時期、はやってたし、今でも信じてる人が多いでしょうけど、今は間違っていると思っています。

それをやっていると教師は問題が起こるたびに似たような指導を繰り返さなければなりません。

まるでモグラ叩きをやっているように一つ一つのできごとについて指導しているとだんだん余裕がなくなってくるし、深く考えずに表層だけを見て謝った対処をしてしまうことになりかねません。

教育活動の中でも叱ることはもっとも難しいと感じています。

事実を確認しないまま、訴えてきた子どもの言ったことを鵜呑みにするととんでもないことになることが度々あります。

きちんと事情聴取した上で、「何が正しくて、何が間違っているのか」は、全体の場でおさえるのが適切な対処です。

感情的になった子どもたちは大抵自分の都合のいいことしか話しません。
ですから、出来事全体を把握している第3者から見ると「訴えてきた子の方に原因があった」ということが少なくないのです。

問題行動を起こす子どもたちが十分な判断力をもっているにもかかわらず、何らかの目的をもってわざとそれを行ない、みんなに迷惑をかけていることが分かったときは、ある程度感情的を表に出して叱ることも必要です。

きちんとしたルールをもって、毅然とした態度で叱る。
これが、最も大切です。

ぼくはわざとふざけているような場合には、見ている子どもたちが「ちょっとひどすぎる」と思うぐらいまで叱ることがあります。

そうやって周囲の子どもたちの安心感を高めた上で、叱られる子どもへの同情も誘うのです。
子どもたちの関係が修復されるのであれば、ぼくが憎まれ役を引き受けるのも方法だと思うからです。

ただ、叱ったあとには必ず「話しかける」「授業中にほめる」などのフォローするようにしています。叱ったあと、その子たちとの関係が途切れてしまうような指導は最悪です。

1.その子のために叱ること。
2.その子を取り巻く子どもたちのために叱ること。
3.問題行動を止め、ルールを明確にするために叱ること。

そうすれば必ず伝わるものがあると信じています。
温かい叱り方になるようにしたいものですね。
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