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初の学級対抗集会。目標は達成できたのか?~本音を語る苦しさ。それを支える仲間~ [特別活動]

公開したいわば第1回目の本格的な話合い活動の成果である「第1回学級対抗集会」を行った。

学級会の場で子供たちは「友達を守る」「みんながボールをさわれるようにする」と宣言して、男女一緒にゲームをすることを選び取った。
さてさて、子供たちは言った通りに実行できたのでしょうか?
感想をお読みください。
第1回学級対抗集会の感想(ボカシ).pdf

上記は振り返りのための資料として用意し、感想文には子供たちの氏名が添えられていましたが、さすがに公開できないので削除させてもらいました。また、写真はわざとボカシをかけて雰囲気だけ伝わるようにしてあります。

子供たちに資料を配布し、本人に読んでもらいました。(子供たちの文章は日記の一部抜粋です。)
前半からずっと「よかった」「大成功だった」とする意見を載せてあります。
実際、子供たちは王様を守り抜き、まだ投げていない子を探してはボールを回すというドッジボールの本能(笑)に逆らうような行為をやり抜きました。

まさに「有言実行」。
素晴しいとしか言いようがありません。

しかし、本当はその中で満足していない子供たちもいました。その代表として最後の日記を読んでもらいました。

この子(A君とします)はずっと「男女別でプレイし、全力で投げ合うことできずなが深まる」と考えていました。
本番の試合でボールの回し合いで1組チームの攻撃のテンポが悪くなり、結局、負けてしまったことが悔しくてならなかったのです。

ぼくから見るとごく自然な中学年の子供らしい感覚です。
ところが、子供たちの書いた日記はみんな「きずなが深まってよかった」なのです。
「学級目標に近付くために…」と、やらせておいていささか身勝手ですが、「本当はみんな本気で勝ちたかったんじゃないの?」って返してみたくなった。

A君はそれまでの感想を聞きながら自分の番が来るのが、みんなと反対のことを読まなければならないのが辛くなったのでしょう。一行ほど読んで泣き出してしまいました。

「しまった!」
と思いました。

しかし、周りの子供たちが支えてくれました。
「いいんやよ!」
「俺も本当はそう思ってた!」
って。

本音で話すことは悪いことじゃない。
本心を隠して上辺だけ合わせていく方が一人一人の心に大きくて暗い影を育てることになってしまいます。

子供たちが支え合いながら、勇気を奮い起こして語り合う姿に感動しました。
次の学級会はみんなが本気でぶつかり合って、分かり合える時間にできるといいなぁ。
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