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誰かの気づきをみんなで形にしていく子どもたちに育てるために [特別活動]

若手が書いた実践のまとめを読むといつも新鮮な驚きがある。
子どもたちと関わって同じことを経験していても見方が全く違うことがよくある。
ちょっとした部分の感じ方が違うと見え方が全く違うみたい。
ベテランの先生方も「話し合ってみないとダメね。分かってなかったことが分かった」って。

一昨日の話合いで一番印象に残っているのはPDCAのPが大事って話だ。
子どもたちが意欲をもって取り組み続けるためには「何をどうやって、どういう手順で進めるのか」をきちんと決めさせる必要がある。それはただやらせているだけではなかなか身に付かない。そのためにどうするか。

その先生は、帰りの会や掲示板で各係から「何をどうやってどういう手順で進めるか」という活動計画を知らせる場を作った。そして、その中からよくできているところを紹介した。発表の場に間に合わせるために子どもたちはそれぞれなんとか計画を立てる。

取り組みの内容や計画が提示されることでクラスのみんなにその進捗が見えるようになる。
高学年は委員会などの仕事があり、係の仕事と別の仕事が重なることが多い。それを察した子どもたちから「Aちゃんの仕事進めておこうか?」などと係を越えた協力関係が生まれてくる。

「見える化」することが大事なんだな。

計画を立てたらどうするか。
自分だけの計画だと思うとおりに進まなくても誰も困らない。
それでは進まないのでそれを発表してみんなの計画にしてしまう。
みんながその企画を楽しみにするようになれば、企画者はみんなのためにがんばらなければならなくなり、みんなもその実現のために力を貸してくれるようになる。

気付いたらまず声を上げる。
それに賛同した人たちが集まってみんなで活動をつくり上げていく。
そんな経験を子どもたちにさせてあげたいと思うのである。
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