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「元気が出る学級活動」~先生方に向けて学級活動通信を始めました~ [特別活動]

先生方向けに学級活動のマニュアル的な通信を始めた。
というか、ぼくの勤務校に新採が入ってきたのを機会に始めたものを毎年ちょっとずつ作り変えながらできるだけタイムリーになるように印刷して配布している。

最近では結構ベテランの先生にも好評で、職員室が学級目標づくりの話題で盛り上がるなど、これまでは考えられなかったような状況ができつつある。猛烈にうれしいので、全国の先生方にもぜひ読んでいただきたい。

以下、「元気が出る学級活動」よりの転載である。
(配布用のプリントも載せてしまうので、気に入ったらみなさんの勤務校でも活用してほしい。)
元気が出る学級活動1.doc

=====以下引用=====

 さぁ、いよいよ新しい一年の始まりです。
先生方も子どもたちも希望に胸をときめかせていることと思います。子どもたちはみんな自分の学級が居心地のいい環境になることを望んでいます。今回は、子どもたち自身が学級をよりよくしていくという意識(主体性)を高めるための学級目標づくりについて紹介します。

①まず、教師が語る
まず、学級開きでは、担任が大事にしたいと思うことを語りましょう。全員が大事にされること、みんなで協力して高め合って欲しいことなど、いろんな思いがあると思います。それが学級目標づくりをする上での基本のルールになります。
それとは別に、子どもたちはそれぞれ「こんなクラスにしたい」という願いをもっています。子どもたちは先生の話を聞いて、さらに夢や希望が広がっていくことと思います。

②全員の願いを出し合う
 次に、子どもたち全員に「来年の3月にどんなクラスになっていたいか」という理想を考えてもらいます。ぼくの場合は、たいてい始業式の日の宿題にし、連絡帳に書いてこさせます。連絡帳を使うと、保護者にも見てもらえるので、学校での取り組みを知ってもらうことにもつながります。ぼくは、道徳など、ノートのない教科で自分の考えを書かせるときは、必ず連絡帳に書かせます。連絡帳には毎日見た印をつけてもらいますよね。
 次の日、子どもたちのもってきたイメージを短冊(A4縦半裁)にマジックで書かせます。それを一人一人発表していき、ネームプレートを使って、黒板に貼っていきます。

③願いから目標を抽出する
 黒板に貼っていく際に、「これは似ているね」「どの仲間かな」などと聞きながら、グループ分けをしていきます。ここが教師の腕の見せ所です。あらかじめ想定しておいた学級経営の柱になるものがきちんと入るように方向付けていきます。子どもたちが「自分たちで決めている」と感じながらも、きちんとつぼを押さえた目標にしていくことが大切です。そのために、子どもたちの短冊を受け取ってから一晩考えるのも手です。

 こうして作られた学級目標は、子どもたちが一年間暮らしていく上で、最も重要な指針となります。なんと言っても自分たちが「こうなりたい」と願っている姿なのですから。教師は、その願いを実現するためのサポーターとして、子どもたちに助言、指導していけばいいのです。大人の都合のいい行動をとるように「強制されている」「やらされている」ではなく、自分たちの目標に向かって考え、行動していく子どもたちの姿が見られるようになっていくはずです。
 定期的に学級目標に立ち返ったり、機をとらえて学級のそのときの状況を振り返ったりする場を設け、年間を通じて「どうすれば学級目標に近づけるのか」を考えていく活動を継続しましょう。イベントを考えたり、問題を解決するために必要なきまりを考えたりすることを通して、子どもたちは自分の生き方について考えを深めていくのではないでしょうか。
元気が出る学級活動1.doc
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