どうして「ロボット」プログラミングにこだわるのか? #mindostorms #lego #wroj [ICT]
今回はどうしてロボットプログラミング講習会を開くに至ったのかについて書きたいと思う。
ぼくは1997年頃から自分のサイトをもって情報を発信していた。インターネットの「世界中の人と交流できる」という可能性に夢をもっていた。
いつか授業で使いたいと願い、管理職に進言したこともあったが、まだまだメジャーではなく、却下された。
細々と自分のサイトをいじっていたとき、「学校にインターネットを引こう」というネットデイ活動を行なうボランティアグループと出会った。
今、ロボットプログラミングの講習を担当しているネットワークアシストたかおか(NAT)である。
教諭、民間企業の人々、市役所職員がそこで活動していた。
2001年にPTAの協力を得て、市内27校中3つの小中学校にネットデイを行なった。
壁にドリルで穴を開け、CAT5のケーブルを引き込んだ。ケーブルのかしめも講習会を行い、すべてを完全ボランティアのメンバーで実施した。
電気工事や配線、ネットワークのプロも参加する一大事業だった。
インターネットが開通すると、そのあとはPTAや教職員にホームページ作成の講習会を行った。教職員には画像処理や教材づくりの研修会も開催し、導入したネットワークがきちんと活用されるように支援した。
その活動が認められ、翌年には市内の小中学校すべてにインターネットが張り巡らされた。
市内の全小中学校にコンピュータ室が設置され、インターネットがすべての教室に行き渡った。
「これで子供たちが世界中の人々と交流し、これまでに考えられなかった世界規模での学習が始まる」と夢を膨らませた。
ところが、数年後、あいわからず図書館同様に休み時間も開放されていたコンピュータ室はWEBゲームと動画サイトの鑑賞室になっていた。
自分たちの考えを発信する。世界の人々と交流する。能動的な情報交換に使われると思っていたインターネットが、ゲームのダウンロードと動画視聴に使われる。
テレビを見ているのとそう変わらない。誰かの作ってくれたものを楽しむだけの受け身の姿がそこにあった。
「このままではいけない」
と、思った。
「画面の中をどれだけいじっても、子供たちはコンピュータの力を感じられないのではないか?」
「もっと世界を変えられる実感が得られる活動をしなければならない」
そう思うようになった。
プログラムで世界を変える。
それが「ロボット」プログラミングだった。
2004年から研究を始め、2005年から講習会を開始。
WROJapan決勝には2年目から参加している。大会はやはり子供たちの目標になり、励みになる。
それから10年以上続けてきて、ぼくは「ロボット」のプログラミングには子供たちの成長を促す3つの力があるのではないかと感じている。
1つ目は「物理的な力」。2つ目は「心理的な力」。3つ目は「人をつなぐ力」。
次回からこの3つの力について書いていきたいと思う。
ぼくは1997年頃から自分のサイトをもって情報を発信していた。インターネットの「世界中の人と交流できる」という可能性に夢をもっていた。
いつか授業で使いたいと願い、管理職に進言したこともあったが、まだまだメジャーではなく、却下された。
細々と自分のサイトをいじっていたとき、「学校にインターネットを引こう」というネットデイ活動を行なうボランティアグループと出会った。
今、ロボットプログラミングの講習を担当しているネットワークアシストたかおか(NAT)である。
教諭、民間企業の人々、市役所職員がそこで活動していた。
2001年にPTAの協力を得て、市内27校中3つの小中学校にネットデイを行なった。
壁にドリルで穴を開け、CAT5のケーブルを引き込んだ。ケーブルのかしめも講習会を行い、すべてを完全ボランティアのメンバーで実施した。
電気工事や配線、ネットワークのプロも参加する一大事業だった。
インターネットが開通すると、そのあとはPTAや教職員にホームページ作成の講習会を行った。教職員には画像処理や教材づくりの研修会も開催し、導入したネットワークがきちんと活用されるように支援した。
その活動が認められ、翌年には市内の小中学校すべてにインターネットが張り巡らされた。
市内の全小中学校にコンピュータ室が設置され、インターネットがすべての教室に行き渡った。
「これで子供たちが世界中の人々と交流し、これまでに考えられなかった世界規模での学習が始まる」と夢を膨らませた。
ところが、数年後、あいわからず図書館同様に休み時間も開放されていたコンピュータ室はWEBゲームと動画サイトの鑑賞室になっていた。
自分たちの考えを発信する。世界の人々と交流する。能動的な情報交換に使われると思っていたインターネットが、ゲームのダウンロードと動画視聴に使われる。
テレビを見ているのとそう変わらない。誰かの作ってくれたものを楽しむだけの受け身の姿がそこにあった。
「このままではいけない」
と、思った。
「画面の中をどれだけいじっても、子供たちはコンピュータの力を感じられないのではないか?」
「もっと世界を変えられる実感が得られる活動をしなければならない」
そう思うようになった。
プログラムで世界を変える。
それが「ロボット」プログラミングだった。
2004年から研究を始め、2005年から講習会を開始。
WROJapan決勝には2年目から参加している。大会はやはり子供たちの目標になり、励みになる。
それから10年以上続けてきて、ぼくは「ロボット」のプログラミングには子供たちの成長を促す3つの力があるのではないかと感じている。
1つ目は「物理的な力」。2つ目は「心理的な力」。3つ目は「人をつなぐ力」。
次回からこの3つの力について書いていきたいと思う。
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