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自治的な活動が子どもたちの意識を変える。~第1回「ありがとう清掃」の失敗から~ [特別活動]

子供たちが企画した「ありがとう清掃」。
卒業プロジェクトの一環として「学校に感謝の気持ちを伝えたい」と、元気な男の子達が企画しました。各階を巡って大掃除が必要なところを探し、6年生の一人一人を細かく配置して計画を立てました。

詳細な計画書が掲示板に出たのは一週間前。
それなのに、いざ今日の放課後始まってみると、「ぼくはどこ?」「私は何をすればいいの?」って。
せっかくの計画書をちゃんと読んでない子がたくさん。各階のリーダーは質問責めに合い、20分では全く進みませんでした。

「ちゃんと知らせておいたのに!」
って、企画者一同はカンカンです。
「きちんと読んで参加するのが当然だ!」
と、ぼくも腹を立てて見せましたが、内心はちょっとおかしかったんですよね。

この子たちはどちらかというと、普段掃除に一生懸命な方ではないし、人の話も聞かない方。
その男子が「ちゃんと聞いてない!」って怒ってるんですから。
そして終了後、そのリーダーが、
「とにかく、これで第1回ありがとう清掃を終わります!」
って言ったんです。

それで、
「今日の活動で担当場所をきちんときれいにできた人!(挙手なし)」
「来週の金曜日にもう一度やりたい人!」
って聞いたんです。

そしたら、なんと全員が手を挙げて第2回の開催が本当に決まってしまった!
こういうのが本当の自治的活動だと思います。
いつもは「とにかくその時間だけすればいい」と思ってた子供たちが、心から「きれいにしたい」と掃除するようになる。
小学校にいるうちに、そんな姿が見られてよかった!
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