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連合運動会をもっと楽しく!~応援を工夫すれば一日楽しい~ [学級経営]

高岡市では市内の小学校6年生が一堂に会して陸上競技で競い合う「連合運動会」を行っている。
全員が60mHと100m走の2種目に参加し、各組での順位で表彰を受ける。

市内の全員が走るのだから待ち時間が多い。
何もすることがなかったら当然飽きる。態度も悪くなる。

「自分の出番が来るまで体を休める」
「他の選手のいいところを見て、自分の試合に生かす」
みたいな教訓を言い聞かせるのが普通だが、要するに「じっとしてろ」という意味だ。

人間は「~してはいけない」という指示には従えない生き物である。
考えてみれば「~しない」という状況はイメージ不可能であり、完全に抽象的な概念なのである。
イメージできないことは実行できないのがふつうである。

だから、楽しくできることを与えてあげればいい。
今回は事前に4つの色団ごとに相談させて応援の型を作り、それのコンテストを行った。
「これから3分間で応援コールを考えてください」
「・・・3分経ちました。一番最初に発表したい色団はどこですか?」
全部発表が終わったら、みんなでそれを練習する。
「がんばれがんばれ博労!」
「いーけいけいけいけいけ博労!」
「走れ走れ博労!」
「博労!チャチャチャ!博労!チャチャチャ!」
の4つができ、4つの色団の団長が音頭を取って順番に応援で盛り上げた。

応援しているうちに、走った子の順位に応じた掛け声が生まれた。
最初は、
「入賞!チャチャチャ!入賞!チャチャチャ!フーッ!」(拍手)
次に、
「いよ!」「日本一!」「よよよい!よよよい!よよよいよいっ!」(拍手)
入賞できなかった場合は、
「ビリじゃな~い!ビリじゃな~い!あーあーあーあービリじゃな~い!」「ひゅ~!」
ビリだった場合は、
「完走!チャチャチャ!完走!チャチャチャ!」「イエ~イ!」

後半は半ばやけくそだが、走り終わった瞬間にこのコールを始めるので、一人一人の走りを見ることに俄然意味が出てきた。
そして、やることがあるっていうことは子どもたちのテンションを大きく上げてくれる。
入賞が続くとものすごく盛り上がった。

学校に帰って来てからの反省会では、「楽しかった!」という声が多く聞かれ、一番楽しかったのはやっぱり「応援」だったというのが一致した意見だった。

本末転倒かもしれないが「応援するために見る」「一喜一憂するために見る」というのも一興なのかもしれない。
よく考えたらプロスポーツもそう言うところがあるのかもしれない。
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