特別活動で学力が向上する？～支持的な風土づくりが子どもたちの学びを最大化する～ #特別活動 #学力向上 #kibounokai

「特別活動さえすれば大丈夫！」という主張には賛同しかねますが、自分の思っていることが何でも話せて、相手の言おうとしていることの奥にある意味を感じようとするような教室の雰囲気づくりのために特別活動が果たせる役割があると思います。

学級活動で【自分たちが実現したい目標】に向かって切実感のある話し合いを繰り広げるとき、子どもたちが胸に秘めていた思いを素直に出し合って分かり合おうとしているとき、その活動自体を楽しみ、達成感や満足感を得ている姿を見ると、「これからの日本が目指すべき社会の姿はこれなんだなぁ。」と思ってしまいます。
（自己満足かもしれませんが・・・）

新潟小学校で取り組んでおられる学級力で測られる支持的な風土づくりは、学級活動の範囲に留まらずその他の教科・領域の話合いにおいてももちろん重要なので、その数値が高いことが学習成績と関連してくるのは当然のことと思われます。

しかし、どうも最近の学力重視の風潮は学級づくりの大切さを忘れているように思われてなりません。
とにかく時数を増やせばいい。覚えがいいうちに詰め込んでしまえばいい。
という教育は間違っています。

心の通わない、モラルの欠如した高い技術が何を生み出すのか。
考えただけで背筋が寒くなります。

子どもたちが互いに支え合いながら、よりよい姿を目指して自主的・実践的な取り組みを進めていく学級活動の情報交換がこれからも活発に行えた らいいなぁと思っています。